遅くなりましたが、3月の馬術部活動報告をさせていただきます。また、併せて、今後の大会予定をお知らせいたしますので、是非、応援にお越しください。

                                             監督  阿部 憲二

 

3月4日(土) 令和4年度京都府スポーツ賞表彰式(KBSホール)

坂中蓮実主将(新3回生)内山萌華(もか)部員(新2回生)、吉田教官、阿部監督出席

 

3月8日(水)~10日(金) 総合馬術講習会(三木HLP)

龍宮(りゅうぐう)&西村洸貴(ひろき)・阪本愛選手(新1回生)

龍戟(りゅうげき)&中本諒(りょう)選手(新1回生)

龍瓔(りゅうえい)&内山選手

龍絹(りゅうけん)&海老澤淳乃介選手(新2回生)

新入生・ビギナー・新コンビの訓練のため参加。新1回生の3名と内山選手は初めての野外走行だった。新1回生の西村・阪本部員と内山部員は、まだまだシートや騎座など基本訓練が必要な段階であるが、野外走行など経験ができたことはよかった。龍戟は昨年の12月にJRA馬事公苑から移管された馬で、初めての総合講習会参加でもちろん1回生の中本部員も初めてであった。一定レベルの騎乗だったので、講習会後に開催する総合馬術の競技にエントリーした。

龍絹は新谷OBが所属する村山厩舎⇒加藤先輩(2021年)⇒立命・森本修平OB騎乗で実戦訓練(2022年)とステップを踏んで順調に成長してきた。2023年度から海老澤部員で学生の試合に臨む予定。

 

3月11日(土)12日(日) ホーストライアル三木(三木HLP)

龍戟&中本選手    EV80    第13位(最終減点67.0)

龍宮&海老澤選手   EV80    第5位(最終減点39.1)

龍絹&海老澤選手   EV90    第7位(最終減点68.1)

龍蘭(りゅうらん)&田原まや選手(新3回生) EV100  E  ※クロスカントリー落馬失権

龍戟&中本選手は今回初めて騎乗した馬でもありクロスカントリーではコントロールに難があった。馬はまだ調教中でもあり、今後馬の精度を上げるとともに選手もレベルアップを図る。

龍絹&海老澤選手はクロスカントリーでずっと手綱を引っ張り通しで、大幅なタイム減点(26点)となった。同馬は今年度から学生の競技会に使っていくが、走行時の緩急など今後さらに騎手の努力が必要。龍蘭&田原選手は残念ながら、クロスカントリーで落馬失権となった。障害・総合馬術の経験不足が要因であるので、平素の訓練と併せて計画的に競技経験を積ませたい。

龍宮は馬の調整とケガで長期休養していた海老澤選手の慣らしも兼ねて出場。人馬とも順調であった。今後は同馬に乗る選手の育成が急がれる。

3月15日(水) 京都4大学新人戦馬術大会(京都府馬連主催:カシオペアRC)

R.アロヒラニ&金沢夏葵(なつき)選手(新2回生)(新人戦)小障害競技C第2位  馬場第2課目B第3位

龍瓔&内山選手(新人戦)小障害競技C 第1位  馬場第2課目B 入賞

ブレザー&袖山優芽(ゆめ)(新4回生) 総合馬術1スター馬場 第1位  ※SA級審査

資格を有する金沢・内山選手2名が経験を積む意味もあり参加。順当な結果であった。併せて実施された資格審査受験(実技・筆記)のため、ブレザー&袖山選手が参加。実践練習にもなり、結果も伴った。

 

3月17日(金) マスターソンメゾット講習会(講師:宮島朝子氏、自厩舎)

午前・午後 ~ 部員16名・5頭参加(別途2頭施術) ※吉田教官・森本修平OB立会い

マスターソンメゾット~馬と(With)行うボディワークは、馬の神経システムと連携して、パフォーマンスに最も影響を与えるキージャンクション(主要結合部)に蓄積されたテンション(緊張)を、レベルの異なるタッチを使ってリリース(解放)するボディワーク法 と位置付けられている。

当初より大学の2022年度の安全講習会事業に組み込んであった講習会。基本的な馬も取扱いや馬体の構造、疝痛のツボ、マッサージなど幅広い内容を講習してもらった。部員は熱心に受講し、馬がリラックスして欠伸をし、伸びをする様子を目の当たりにしてその効果を実感したとの報告があった。部員には学んだことが一過性にならないように、継続するように指導。また、講習会後、宮島講師から学生へのモデルケースとして、2023年度のサポートの申し出があり、当面は7月の予選会前に主戦馬や腰に故障ある馬などを中心にマッサージを実施してもらう予定。

 

3月21日(火祝)スプリングトライ(関西学馬連主催:三木HLP)

MD障害(110㎝)

龍晨(りゅうしん)&坂中選手       第5位(減点0)

龍駕Ⅱ(りゅうがセカンド)&中本選手  OP参加(減点0)

龍希(りゅうき)&海老澤選手       第4位(減点0)

LA障害(100㎝)

龍瓔&坂中選手              第2位(減点0)

R.アロヒラニ&金沢選手          第10位(減点12)

龍弾(りゅうひ)&中本選手       OP参加(減点13)

LC障害(80㎝)

龍希&阪本選手              OP参加(減点1)

R.アロヒラニ&望月陽裕(ひゆう)選手(新1回生)   OP参加(減点2.5)

ノービス障害(60㎝)

R.アロヒラニ&野毛友莉子(ゆりこ)選手(新3回生) 第5位(減点0)

 ノービス馬場(第2課目B)

R.アロヒラニ&望月選手          OP参加 68.333%

龍弾&阪本選手              OP参加  63.718%

龍瓔&西村選手(新1回生)     OP参加 59.103%

チャレンジ・ドッレサージュ(総合馬場馬術1スター馬場)

龍瓔&坂中選手                第1位 66.38%

龍弾&中本選手                第3位 60.72%  ※2位同得点率・中央値の差

チャレンジ・ドッレサージュ(第5課目A)

龍景(りゅうけい)&坂中選手        第1位 65.679%

チャレンジ・ドッレサージュ(第3課目A)

龍景&海老澤選手               第1位 66.389%

 

今シーズンの障害・馬場の初戦として、今後の騎乗馬を想定してのエントリー。新1回生もOP参加で出場。

(障害馬)

龍晨&坂中選手は昨年度からの継続コンビ、龍希&海老澤選手は初コンビで初実戦、新1回生の中本選手は主戦馬龍駕Ⅱとのコンビを組んだ。110㎝クラスでもあり、各馬とも無難にクリア。

よりスムーズな走行を目指し、平素の練習で各馬とも精度を上げて行く。

(総合馬)

坂中&龍瓔龍弾&中本選手と100㎝障害と総合馬場に出場。坂中&龍瓔はこれまでのコンビ経験を活かし、無難にクリア。龍弾&中本選手は練習時間も少ない中での初試合であり、馬の特性を把握できない中での走行と演技になった。龍駕Ⅱとは全く違うタイプなので戸惑ったと思うが、今後の練習で特性を掴んで欲しい。馬場馬術はまだ基本姿勢や基礎が不十分なので、今後基本練習を積んでいく。

(訓練馬)

R.アロヒラニは金沢選手が順調に同馬の調教を進めているが、試合のコース走行での人的なミスがあった。次回はノーミスの走行を期待する。

(馬場馬)

今年度から新たな課目となった5課目Aに龍景&坂中選手は出場。初めての演技であったが上々の出来だった。今後はさらに1ステップレベルを上げたい。

(その他)

ビギナーとして初めて60㎝障害に出場した野毛選手も一般部員として着実にレベルアップしているので、このまま継続して練習してほしい。

新1回生3名はOP参加となったが、阪本選手・望月選手は80㎝障害とノービス馬場に、西村選手はノービス馬場に出場。障害はタイム減点のみ、馬場も高得点率であった。3名とも基本訓練が必要であるが、継続することでレギュラー選手レベルに技術を引き上げていきたい。