2023年11月6日

全日本学生馬術大会2023を終えて

各 位

 

全日本学生馬術大会2023を終えて

 

11月2日から6日まで熱戦が続いた今年度の全日本学生馬術大会2023が幕を閉じました。最後の種目となった総合馬術は3頭だけのエントリーでした。クロスカントリーでは龍蘭が減点0、龍戟・龍宮もタイムオーバーだけでゴールしてくれました。龍戟は初挑戦、龍宮は完調ではない中、両馬ともよく完走してくれました。総合馬術の最終結果は、団体5位・個人では龍蘭&田原選手が6位入賞しました。

 

そして、3種目総合成績は昨年度より順位を上げ、2位入賞することが出来ました。馬場馬術の団体・個人戦でポイントを稼いだこと、全体的にマイナス要素が少なくポイントを加算した結果だと思います。少数で懸命に戦ってくれた人馬に敬意を表します。振り返ると今大会は体調が整わない馬が多く、三木入厩後も調整に苦慮しました。コーチを中心に、選手・馬付き等、全員で最後までケアと調整をしてくれたおかげです。

 

さて、この1年を振り返ると、昨年度、創部初の馬場馬術団体を果たした後、多くの方から連覇の期待が寄せられていました。しかし、現実は初優勝に貢献したR.ファインタイムが退厩し、その後任馬も決まらない等、苦しい日々が続いていました。そんな折、篠宮コーチより自身が管理する馬匹の移籍提案を告げられました。その馬が今回68%超えでトップを取った龍洛です。加えて、調教中だったサラブレッドの龍典を決勝に残れるまでに仕上げていただいたことが、最大の勝因だと思っています。

 

一方、課題は両馬の乗り手でした。本格的な馬場馬術経験者がいない中、吉田教官、篠宮・高島コーチを中心にスタッフが懸命に選手を育ててくれました。何とか間に合った感じですが、1回生の中本選手、2回生で一般部員の内山選手もよく頑張って騎乗してくれました。あと龍統&田原選手はヤング選手権の経験を活かし安定した演技を、龍景&坂中選手は1年間でコンビの信頼関係を構築し、昨年より格段レベルアップし高得点を出してくれました。多くの方のお力添えを得て、4人馬すべてが力を発揮した結果の団体優勝、2連覇です。

 

そして、何よりもOBOG会・大学関係・保護者の皆さまをはじめ、多くの方のご協力とご支援が結実したものと心より感謝しております。本当に皆さまありがとうございました。

 

監督 阿部憲二

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2023全学_三種目総合 結果rev.1.pdf
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